最近笑いが足りない。
やっぱり笑いってのは切羽詰らないと生まれてこないのである。
だから死ぬ間際には一番面白いことを思いついてそれを言って死ぬ可能性も無きにしも非ず。
大阪人なのに笑いがないだなんて人生の屈辱、人生の汚辱、人生の巻き寿司だ。
人生の巻き寿司とは人生というものが何かによって巻かれるということを意味しており、そういう人間を人は見ると決まって、「おい、あいつまた巻かれてんだな」「あいつもとうとう巻かれたか」というふうに巻かれた人間を馬鹿にする意味で使う言葉である。
そんなことを言うやつだって実は、人生の豆腐、人生の犬、人生の外人、人生の異星人、というふうに侮蔑言葉でもって人から馬鹿にされている人間たちである。
俺は馬鹿にされないために、切羽詰った人生を歩むべく産まれてきたんだ。
何故、笑いが足りない。何故、せぱつまってないだとでも言うのか。この俺がせぱつまってない?ノー、オーマイガーン。この「オーマイガーン」という言葉、これはオーマイガーとガーンという二つのショック時を言い表す言葉をもっと切羽詰らせた言葉である。Oh!俺の、ガーン。と言っているのである。
別に俺は面白いことを言おうとして言っているのではない。
俺は別に誰かを笑わせようとして言っているのではない。
俺はただ、馬鹿にされるのだけは嫌なんだ。
だからすべては馬鹿にされないためだけに、言っている。
俺はそのためだけに、大阪に生まれた○
「。」が大きくなったのは大阪に生まれたことは俺にとって小さな「。」で締めくくるような出来事ではないからである。
大阪に生まれたことは大きな○であって、ざっとどれくらいの○かとゆうと、だいたい太陽の5千万分の1くらいの大きさだ。
どれくらいの大きさかはよくわからない。
大阪に生まれた○やさかい。これを標準語にすると、大阪に生まれた○だから。となる。
「~だから」という言葉を「~やさかい」と大阪の南河内地方の人なんかはよく使う。
「ま、そゆことやさかい、あんじょう頼んまっ」これを標準語にすると
「ま、そうゆうことだから、よろしく頼みます。」と最後は敬語になるのである。
何故なら敬語ではない場合は河内では「頼んまっ」ではなく、「頼むで」「頼んだで」となるはずだからである。
それを証拠にもっと丁寧に言う場合は「あんじょう頼んます」と言うからである。
「大阪に生まれた女やさかい」もこれをもっと厳密に正確に河内弁で表した場合は、「大阪ィ生まれた女やさかい」となる。河内の人は喋るのがものすごく早く、「に」という言葉をはっきり言わないで「ィ」と言うからだ。
で、もっと喋るのがせっかちな地方は「大阪ィ生まれた女やさけ」と言う。
「~やさかい」と言うよりも「~やさけ」と言うほうが早く言えるからだ。
「ほんまええ酒なんやさけ、もっと呑んだらんかい」これを標準語にすると
「ほんといい酒なんだから、もっと呑んであげてよ」とちょっと変な感じになる。標準語では言い表せないニュアンスだ。
「呑んだらんかい」と言われたら言葉だけだと相手が怒ってるように聞こえるが、怒っていない愛想良く言う場合もこういった言い方をする。
例えば年をとった親が久しぶりに帰ってきた子供に対してにこやかな顔で言ったりしてもおかしくない。
帰ってきた子供が何を恥ずかしいのか、その晩の食卓で俯き加減で厳格な父親の前に座ってもじもじしてたりなんかすると父親も照れながら「顔つき、ちょう変わったんちゃうか?もっと顔見したらんかい」などと言うのである。
俺は河内弁が世界でいっちゃん好きな国の言葉であるが、その中でも愛する相手にも、むかつく相手にも同じように「ワレ、~したらんかい」などという言い方が特に好きだ。
ガラの悪さと愛情深さが同時にあるようなとても魅力的な言葉だ。
だから河内の人が照れながらプロポーズする言葉は「ワレ、俺と、結婚したらんかい」となるのである。
いったいへりくだって言ってるのか驕り高ぶって言ってるのかまったくわからない珍妙複雑な言葉である。たぶん言ってる本人もよくわかってないのであろう。
これは「俺と結婚してくれよ」というよりも「俺と結婚してあげてよ」に近いわけだが、もっと言えば「俺と結婚してあげたらいいじゃないか」というニュアンスがある。ここが面白い。
「おまえは俺と結婚してあげたらいいじゃないか」とプロポーズするわけだ。
でもこの言葉には「俺はひとりじゃなんにもできない弱い人間なんだから」という気持が隠されている。河内弁だと「わいはひとりやとなんもできん弱い人間やさかい」となる。
つまりそういう意味での自分を卑下してへりくだる想いがあるということになる。
そのへりくだる時に使われる言葉をまた、相手に猛烈に怒って罵倒する場合にも使うのだから非常に奥の深い言葉だ。
「ワレなにさらしてけつかんねんっ、たこ焼きおって(落ちて)もうたやないか、ぶつかてきたのはワレやさかいィワレんほうが謝ったらんかいぃっ」と怒るのである。
これは、こんなにもたこ焼きを落とされて嘆き悲しんでいるワシのために謝ってあげたらいいじゃないか、と言ってるのに近いことになる。
自分を客観的に見て、ほら、ここにこうしてたこ焼き落とされて悲しんでる男がいるでしょう?ね、謝ってあげなさいよ、ね、それくらいいいじゃないか!と言ってるわけだ。
こうゆうところも俺がこの「~したらんかい」という言葉の魅力を感じるところである。
他にも相手のことを「自分、もっとわかりやすいよう言ったらんかい」などとワレ(我れ)や自分、と呼ぶこともこれはあまりにスピリチュアルで深い。
相手を自分のように思って、自分は他人のように思って、他人の立場から自分である相手側に向かって、「もっと~したらんかい(してあげなさいよ)」と言ってるようにも思える。
それは他人のために自分に向かって~してあげなさいと言っていることになるから、これも面白い、何故なら自分に向かって言ってるのに言ってる自分は自分以上の先生が教え子に言うかのように言ってるからである。
先生のような自分は拙い教え子である自分(相手)に向かって、この他人(自分)に~してあげなさいよ(~したらんかい)。と言っている。
お爺ちゃんが騒ぎはしゃいでいる幼い孫に向かって「これ、もっと静かにしたらんかいな」と優しい顔で言うとき、これは叱ってるというよりかは、「ここに年老いて静寂を好む老人が一人おるのだから、年長者を敬う善き人格を育てるためにも静かにしてあげなさい」と老人よりもっと上の御先祖さまのような声が乗り移り、いと高きところから発せられている言葉なのじゃよ、という意味があるわけである。
ワシの河内弁考察は尽きることがないさかい、われ明日も読んだらんかい。(笑顔)
って毎日するわけではない。
では定番の今日の我の欝チェッキングと行こう。
まず今日の月齢を。
2015年4月25日 月齢 6.3 (中潮)
6.335
- 6時前に目が覚める。二度寝のあと11時過ぎに目が覚める。約8時間半の睡眠。起き上がったのは13時過ぎ。
- 朝の歯磨き、洗顔:◎
- 恋人と元気良く口論:◎
- 皿洗い:◎
- 凝った料理を作る:◎
- みちたくん(うさぎ)を(´・ω・`)ヾ(・ω・。)ヨシヨシする:◎
- クックパッドにレシピを載せる:◎
- 孤独を味わう:◎
- 悪夢を見る:◎
- コンニャクは美味いが胃にもたれやすいという知識を得る:◎
- 手作り特製焼肉のたれを編み出した:◎
- 歯が最近痛い、何が何でも就寝前の歯磨きの目標を立てる:◎
- 明日は日曜だ(曜日の把握):◎
〈今日のしろそらjpんちのご飯〉
題して、「コンタマキノキャ炒め」
レシピ
- コンニャク
- たまねぎ
- しいたけ
- キャベツ
- 胡椒
たれ
- たまねぎ
- にんにく
- しょうが
- 醤油
- みりん
- 酢
- 豆板醤
- 甜麺醤
- マスタード
cookpad.com こちらを参考に作った。
たれをジューサーにかけて作り、炒めた野菜、こんにゃくの上にかけて煮立たせるだけだ。焼肉のたれ風の味付けで美味い。
白胡麻を入れても美味いだろう。
ちなみに今日俺の載せたクックパッドはこれだ。
cookpad.com かなり適当感が出てて永遠につくれぽを載せてもらえないレシピになること請負だ。
その前のレシピも誰にもつくれぽを載せてもらえない。請負だ。
もうなにもかも、請負だ。俺はぜんぶ受け入れるしかあるまいに。
今日はできなかったことや、あんま重要でないことは書かなかった。
腹立つからである。何って自分が。自分、請負。
できない自分を請負する必要がある。
今日の俺はなかなか比較的元気だったと思われる。
しかしニュースを見たりツイッターを見たり音楽を聴いたり映画を見る気力に欠けていた。
オニオンたれ美味いから作ったれや(笑顔)、という駄洒落を書く俺を、今日も、
請負。