カラフルな死

金に目が眩む、愛に目が眩む、光に目が眩む、闇に目が眩む、死に目が眩む、罪に目が眩む、性に目が眩む、君を殺してしまおう光の中で、サヨナラの中で再会しよう、俺の中で死を産み出そう、まだどこにもない死を夢むことを夢見たい、死に色をつけよう、カラフルな死、いい感じだ死はとてもカラフルだまだ見たことのない色だ俺を興奮させる色だ美しく、俺を呼ぶ死は今日から色を付け出したこの世にない色をしている俺を幸せにする色俺の闇を餌に死は色づいてゆく俺の闇は死が食べるためにあった、死が色づくために、あったでもその色を俺は想像することも出来ない今まだ存在していない色なんだ、まだ産まれていない、その色はまだ産まれていない、死が生まれていないんだまだ、どこにも存在しないものを産み出すために俺は生まれてきた、今まだ産みだせない、彼はどこにいるんだろう、今まだどこにもいない死は、今どこにいるんだろう、俺の産力にかかっている、俺の死は今まだどこにも存在しない俺は夢見てる彼は夢見てる、いつ生まれることが出来る、さて、ボクはどんな色をしている、マダー、あなたはボクにどのような色をつける、ボクはその色をそっと愛おしむ。