ナイジャ

鬼のキスは黒い、どうゆう黒さかとゆうと人間がちくわぶに見えるくらいの黒さだとゆう、かなりの黒さやろ、俺は待ってんだ、おまえのキス待ってんだ、どうゆうキスかとゆうと金玉が三つに見えるくらいのキスだとゆう、意味わからんやろ、これはもう人間が理解できる限界の黒さだとゆう、って意味わからんて俺ゆうたやんけ、俺は人間じゃないのか鬼なのか、俺は待ってんだ、とにかくゲシュタルト崩壊するまで俺を見つめて欲しい、俺は崩壊してゆく、俺は待ってんだ、俺のすべてを待ってんだ、俺がちくわぶに見えるまで俺を見つめて欲しい、そのあと2-5=3、俺の目玉の数や、これがゲシュタルトチクワブ理論だけれども死-海=羊羹、なぜかわかるか、美しいからや、美しいから、そういったことになる、じゃ真実=愛+ジャイナ教-なんやと思ってる、蝉や、必ず蝉を引かなければならない、俺はでも、その蝉を、その蝉を俺は、俺はな、ナイジャと名付けた、ナイジャは俺に言った、「死んでもスクロール」俺はそれ聞いた瞬間涙止まらんかったで、俺はナイジャと生きていくことをそして決心する、ナイジャは俺によくなついた、蝉といっても豹に似た蝉や、夜寝るときもご飯食うときも便所行くときも横にナイジャはおる、俺はナイジャを思うとき、もんのすごい虚無を感じるねん、そしてそれがもんのすごい悲しい、俺という存在が開拓中という気分にもなる、本当に楽しい、俺はナイジャに出会えたことを心から楽しんでる、涙が垂れ流しに為る、前菜のないゲテモノ料理やろ、ナイジャの寝顔は蒟蒻に似てる、俺の死は内包された、俺はナイジャと生きていくことをそして決意する、今日生きて、明日死ぬと、ナイジャは目覚める、なめくじは生きている、あれほど生きてる、ナイジャはなめくじにも似てる、現在、覚醒できるすべての存命をあつらえた芥子状の幽体離脱をした結果、猛禽類と藻の一種は正式に洋式の便所で用を足せるようになったのだが喧騒を抱えたナイジャはあまりの有機的な活動に強く激しくも影響を受け過ぎた為に有明海珊瑚礁がそれはそれは酷く心配したとゆうことで俺はそしてナイジャと生きていくことを心の底で誓った、俺は運命の原始教をエミュールし始めたのもその瞬間である、塵のように、俺はナイジャに教える、アグリクスの教え子たちもその時呼んだんやけどな、彼らにナイジャが見えへんのよ、だから「もう帰り」ゆうてあの子たちを夜遅く家に帰らせたのはこの俺だ、俺はナイジャと世が老けるまで踊った、入れ子状のナイアガラ踊りを、ナイジャの手はもうそのとき透き通りかけていた、茶殻のような悲しみ、胸に抱いて、俺はナイジャと余が更けるまで踊った、アラスカのバミューダにエンジン、実際それはその通りになった、ナイジャは俺の体をすり抜けて、ジャージャー麺を揚げよってなあ、俺は嗚咽をこらえるのに必死だった、俺はやめさせたかったけど、ナイジャは最後まで揚げきった、最後の最後まで揚げきり通した、頑なになった俺の心をところてんのようにしてくれたのはナイジャだった、静寂状のところてん、俺は知ったんだ、何故、ナイジャを引かなければならないか、ナイジャ以外が、存在してないからなんだ。

 

俺はそして、ナイジャと生きていくことを夢見る。