世界一キレイなもの

今日は先生に愚痴ったった。泣き言や、あれ泣き言。涙交じりで。戦進化の先生に向かって、って精神科。精神科の先生に向かって。「馬鹿にしてるんですか」っつって。涙浮かべて自分は「廃人じゃないですか」っつって。先生に向かって俺は何をゆうとんねん。「宝くじを当てて生活保護を抜けたい」と先生に言ったら「当たらんよ」って即返されて。俺は二の句を告げられなかった。「宝くじを当てて世界一キレイなものを俺と二人で見つけにいこう」っつってプロポーズしたら「当たらんよ」って即彼女に返されて。俺は二の句を告げられなかった。オー(*´ノ3`)ヒミツネシー(´;д;`)エーテーほーしーいーなー、じゃあどうやったら、君は僕に着いて来るんだ、よってヨットで酔って、他の男に抱かれている、俺、金が欲しくて、金で買えるものばかりにたよって、酔って、他の男を抱いている、俺、金が欲しくて、金で買えるものばかり煮たよって、酔って、他の男が抱いている、君、金が欲しくて、金で買えるものばかり似たよって、よって、他の男になってほしいと君が言ったので俺は他の男になった。そして他の男が君を連れてった。よってヨットで酔って、当てた宝くじで買ったヨットで酔って金で買えるものばかりで酔って、ヨットと高級な酒とええ男、全部金で買って俺が買った物、俺は金で俺が他の男になることを買った。宝くじを当てて一軒家を買いたい、静かな場所で死にたい。こんな昼間も夜明け方も外からアダルトビデオの声が大音量で聴こえてくる部屋で死にたくない。宝くじを当てて静かな家で静かに死にたい。喘ぎ声を一時間近く聞くより窓を閉め切ってエアコンをかけているほうがマシだけど夜中は窓を開けたほうが涼しいし虫の音も聴こえない、引越ししたい。今日はすごく悲しい。自分は廃人だと、声に出して言った日。一日ゲームだけして寝るだけの日々。誰一人とも話をしない日々。最後の線が切れるまであと何日、あとどれくらいの時間があるのか、そんなこと考えることもない日々。心が死んでいる日々。だからくだらない泣き言を言えたんだろう。自分と話をしなくても平気な人たちは自分が死んでも平気な人たち。恋人でさえも。俺が死んでも平気な人たちと俺は話したいと思わない。俺が誰とも話さないってことは誰が死んでも俺は平気ってこと。実際死んでてもわからない人ばかり。先生は友達を作れって言ったけど、どうできるんだよ。ネットの世界で。死んでもわからないのに友だちなのか。会う気もないのに友達なのか。誰が俺に会ったんだ、誰が、ネットで親しくして誰が俺に会ったんだ、会いたいと言ったんだ、誰もいないじゃないか、誰とも会ってないじゃないか、深く関わろうとする人間がどこにいるんだ、男は星の数ほどいる、そんな星の数ほどの中でいったい誰が俺と深く関わろうとする人間がどこにいるんだ、星の数ほどいるのに、どこにもいないじゃないか、みんな俺を物の様に扱うじゃないか、平気で嘘をつくじゃないか、俺はみんなを呪ってることがわからないのか、馴れ馴れしく話しかけてくんじゃねえよ、俺が真剣に返せばいい加減な返事しかよこさない、または完全スルー、なんで人間のように扱ってもらえないんだ、なんで生きてるのに無視をするんだ、俺は生きてないのか、俺が働いてないからか、俺が布団の中からしか発言しないからか、俺の言葉は説得力がないからか、だからスルーするんだろう、誰一人話す人間がいなくなった俺を誰かは笑ってるんだろう、醜く笑うんじゃねえよ、気持悪い、俺はみんなが気持悪いよ、スルーする人間も嘘をつく人間もいい加減にしか関わろうとしない人間も、みんなのことを気持悪いと思ってることをわからないのか、なんで俺は独り言をいつも言ってるんだ、誰一人読む人なんていないのに、誰一人俺の言葉を真剣に読む人間なんてどこにもいないのに、俺を笑わない人間なんていないのに、俺を見下さない人間なんていないのに、俺を馬鹿にしない人間なんていないのに、俺をスルーしない人間なんていないのに、「最近パスタしか食べてなくてフラフラする」と言ったら先生はそれがどうしたという顔をした。毎日誰とも喋らずに家でパスタしか食べるものがない日々がどんなものか経験したことがないのだろう。拒食症に近い痩せた身体が服を脱ぐとどれだけ痛々しい裸か見たことがないんだ。今度病院に行ったら服を脱いでやろう。台所がいつもほぼ腐敗した臭いが漂っている暮らしがどれだけ退廃的な空気を醸し出しているかきっと経験したことがないんだ。廊下の約67%が酒の空き瓶で埋め尽くされている状態がどれだけ歩きづらいか知っていないんだ、欝と無気力と倦怠と疲弊と虚脱と自棄の悲しみがどんなものかきっとわからないんだ、自分がオナニーにふけっているときに父親が病院で息も絶え絶えに苦しんでいてその日に麻酔を打たれて意識をなくしてその一週間後に戻らない人になった過去の絶望はもう死ぬまで絶望だってことを想像することもきっと難しいんだ、そんなことを話したってしょうがないってことをきっと知らないんだ、誰も知らないんだ、話しても書いても何度書いても話してもしょうがないことだってことを誰一人知らないんだ、死ぬまで腐ったことを自分に誓った人間がどれほど人を不幸にするかわかってないんだ、わからない人間が話しかけてくるんだ、馴れ馴れしく、いい加減な思いで、薄っぺらい関わりを求めて、話しかけてくるんだ、もう死んでるような人間が世界の理想論を絶えず話し続けることがどれほど不毛で悲しい状況かわかってないんだ、醜い顔で醜い声で世界一醜い顔と声と言葉で世界一キレイな世界の理想を語り続けることがどれほどしょうがないことか誰一人わかっていないんだ、私のことを誰ひとりわかろうともしないからだよ、おまえらが思ってる奥千万倍も俺は醜いんだよ、わかってないんだ、もう読みにくんな、読みにこなくていいよ、自分自身を宇宙一呪っている人間の言葉はやっぱりくだらないんだ。